<<家庭でできること>> |
こちらは配布用チラシです。ダウンロードしてご自由にお使いください。
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■外国につながる子どもたちのご両親へのメッセージ

●子ども達のことばについての迷いはありませんか?
子どもたちのことばについて、迷ったり悩んだりしていませんか。日本語は大事だけど、母語(親の言語)も使えるようになってほしいと思いませんか。二言語を育てるのは無理だと考えていませんか?
そんなことはありません。二言語を使えるようになるこどもたちはたくさんいます。子どもの言語能力は、大人とは違い、柔軟に発達させることができるのです。ただし、ことばを勉強する環境、そして、その言語を使えるようになるための努力が必要です。一番大事なのは、親の意思や気持ちです。それを子どもたちに伝えることです。
●二言語による混乱はない?
日本語だけでもたいへんなのに、もう一つの言語を習得しようとすると、混乱するのではないか、学校の勉強が遅れるのではないか、と心配する人もたくさんいます。小さい時には、一時的に、二つのことばをまぜて使うこともありますが、ある時期になると、二つの言語を切り替えて使えるようになります。最初のうちは、時間がかかるように思いますが、数年すると、両方の言語で学習することで、日本語能力も学力もつくケースが報告されています。このほか母語習得によって、子どもたちは自分に自信を持ち、アイデンティティを確立します。また、家族のコミュニケーションを豊かにし、祖国の祖父母・親戚とのつながりを維持します。 そして日本と祖国の懸け橋になるような将来の進路の選択肢が可能になるなど、様々なメリットが考えられます。
●何をすればいい?
ことばの習得を助けるためには、家庭で、そのことばに常に触れる機会があることが重要です。そのことばが使えて、親やまわりの人にほめられたり、ことばが面白いと思う気持ちを子どもたちが持つようになることで、学習のモチベーションが高まるでしょう。常に、親が勇気づけるように、手伝うことが大事です。
それでは具体的に母語を育むために家庭でできることを考えてみましょう。
子どもたちのことばについて、迷ったり悩んだりしていませんか。日本語は大事だけど、母語(親の言語)も使えるようになってほしいと思いませんか。二言語を育てるのは無理だと考えていませんか?
そんなことはありません。二言語を使えるようになるこどもたちはたくさんいます。子どもの言語能力は、大人とは違い、柔軟に発達させることができるのです。ただし、ことばを勉強する環境、そして、その言語を使えるようになるための努力が必要です。一番大事なのは、親の意思や気持ちです。それを子どもたちに伝えることです。
●二言語による混乱はない?
日本語だけでもたいへんなのに、もう一つの言語を習得しようとすると、混乱するのではないか、学校の勉強が遅れるのではないか、と心配する人もたくさんいます。小さい時には、一時的に、二つのことばをまぜて使うこともありますが、ある時期になると、二つの言語を切り替えて使えるようになります。最初のうちは、時間がかかるように思いますが、数年すると、両方の言語で学習することで、日本語能力も学力もつくケースが報告されています。このほか母語習得によって、子どもたちは自分に自信を持ち、アイデンティティを確立します。また、家族のコミュニケーションを豊かにし、祖国の祖父母・親戚とのつながりを維持します。 そして日本と祖国の懸け橋になるような将来の進路の選択肢が可能になるなど、様々なメリットが考えられます。
●何をすればいい?
ことばの習得を助けるためには、家庭で、そのことばに常に触れる機会があることが重要です。そのことばが使えて、親やまわりの人にほめられたり、ことばが面白いと思う気持ちを子どもたちが持つようになることで、学習のモチベーションが高まるでしょう。常に、親が勇気づけるように、手伝うことが大事です。
それでは具体的に母語を育むために家庭でできることを考えてみましょう。

① 絵本を読み聞かせましょう
母語で書かれた絵本を1日20分でよいのでお子さんに読み聞かせましょう。文字に触れさせることも大切ですが、絵を見ながら親子で話し合うことも効果があるでしょう。また、子どもに音読させてもよいでしょう。
② 母文化につながる環境を作りましょう。
母語の背景となる文化につながる衣装、料理道具、食べ物の写真、宗教行事などを掲載したカレンダーなど身の回りに置きましょう。物や写真を介しても会話は弾むのです。
③ すぐに返事が返ってこなくても母語で話しましましょう。
対面のコミュニケーションは、とても大事です。いろいろな場面で機会をとらえてお子さんに母語で話しかけましょう。
母語で書かれた絵本を1日20分でよいのでお子さんに読み聞かせましょう。文字に触れさせることも大切ですが、絵を見ながら親子で話し合うことも効果があるでしょう。また、子どもに音読させてもよいでしょう。
② 母文化につながる環境を作りましょう。
母語の背景となる文化につながる衣装、料理道具、食べ物の写真、宗教行事などを掲載したカレンダーなど身の回りに置きましょう。物や写真を介しても会話は弾むのです。
③ すぐに返事が返ってこなくても母語で話しましましょう。
対面のコミュニケーションは、とても大事です。いろいろな場面で機会をとらえてお子さんに母語で話しかけましょう。

④ 子ども達に適切な母語の映画やドラマを見せましょう。
YOUTUBEやDVDなど、母語がつかわれている子ども向けの動画や番組を選んで、子どもたちに見せましょう。内容について話し合う題材にもなります。また、歌を覚えてもいいでしょう。
YOUTUBEやDVDなど、母語がつかわれている子ども向けの動画や番組を選んで、子どもたちに見せましょう。内容について話し合う題材にもなります。また、歌を覚えてもいいでしょう。

⑤ お子さんを母語教室に参加させましょう。
お近くに母語教室があれば、ぜひお子さんを参加させましょう。母語教室にお子さんが参加したら宿題の手助けをしたり、母語教室で何を勉強したか家族で話題にし、お子さんの母語学習を家族の関心事にしましょう。
お近くに母語教室があれば、ぜひお子さんを参加させましょう。母語教室にお子さんが参加したら宿題の手助けをしたり、母語教室で何を勉強したか家族で話題にし、お子さんの母語学習を家族の関心事にしましょう。
●やってみよう!
一度失ってしまった母語は、取り戻すのはたいへんです。小さい時にそのことばに触れておくと、その時には十分に習得できなくても、記憶のどこかに残るでしょう。少し大きくなってから、もっと勉強して、十分使えるようになるということもあります。ぜひ、あきらめないで、子どもたちに、母語を学習し、使えるような環境を作ってあげませんか。日本語とは違うことばを使えることが、大事な能力だということを子どもたちに知らせてあげてください。
バイリンガルになることは、すばらしいことですね!
一度失ってしまった母語は、取り戻すのはたいへんです。小さい時にそのことばに触れておくと、その時には十分に習得できなくても、記憶のどこかに残るでしょう。少し大きくなってから、もっと勉強して、十分使えるようになるということもあります。ぜひ、あきらめないで、子どもたちに、母語を学習し、使えるような環境を作ってあげませんか。日本語とは違うことばを使えることが、大事な能力だということを子どもたちに知らせてあげてください。
バイリンガルになることは、すばらしいことですね!